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今日は毎年恒例のお餅つき。実家総出で母の実家へ押しかける（笑）。
　羽が回る餅つき機で搗いていた頃もあったが、その機械が壊れたことと、やはり杵つきがおいしいからと、随分前から母の実家で一緒につかせて貰っている。天井が高くないといけないから、寒いけど農作業小屋で。
　こしひかり農家をしている母の実家には広い農作業小屋があり、私が小学生の頃は、収穫したお米を『籾摺り』して（モミを外して玄米にして）出荷していた。今は、稲刈り後、身内で食べる分だけ籾摺りをしている。乗り物大好き次男は、小屋の奥にどど〜んと停めてあるコンバインの高い運転席に上るのがお気に入り。何度も何度も乗って降りて…珍しい運転席を楽しんでいる。
　今、兼業農家の方は米作りそのものを業者さんに委託したり、自分で収穫したお米を籾付きのままJAのカントリー等に持って行くことが多いようだ。
　還暦を過ぎた母より年上の、土壁の小屋にゴザを敷き、ストーブを運び、もち米をせいろで蒸すこと一時間。豆餅・鏡餅・お雑煮用の伸し餅…五臼ついたら六臼目をみんなで食べる。おろし餅とあべ川餅。つきたてで暖かいお餅のおいしいことおいしいこと♪子ども達が思いのほかよく食べて、一升あっという間にペロッと食べてしまった☆
「ねんねらがいこうなったで一升では足らんようになったのう。」
（子ども達が多きくなったから）
と祖父母が目を細める。
　午前中いっぱいかかって楽しくおいしい恒例行事はおしまい。

　写真は嫁いで六十年を超えた祖母より古株の臼。
　杵と練炭火鉢も普段見る機会がないから、本日お世話になったお三方おそろいでパシャリ。